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無蓋車 ト形
右から ト248 ト205 ト225 ト208(画面から切れている) 2007年7月撮影
ト形は主力貨車として各車貨物の輸送に活躍する。写真のようにアオリ戸を外してコンテナを積載する車両もある。 このコンテナは沿線で発生するゴミを回収運搬する「峡谷美人」

最多両数を誇る主力無蓋貨車で、各種貨物の輸送に使用される。
車体は2軸固定の走り装置を有し、両側面にアオリ戸を備える。 製造時期、メーカーによって多少の寸法、重量の差がみられるが、積載量3.0tは共通している。 欅平の縦坑エレベーターを通り上部線での使用が可能である他、近年ではアオリ戸を外しコンテナ「峡谷美人」を積載した車両も存在する。
文献2には、ト248のみ空気ブレーキを装備していない。との記述があるが、 現車を遠目に見るかぎりでは空気ブレーキ装置らしきものが見える他、 貫通ブレーキ未装備車を表す「+」記号が見当たらないことから、 後年に改造によって取り付けたか、文献2の出版時期に何らかの事情で空気ブレーキ装置を取外していたものと推測される。
なお、廃車が発生し車両数が変化していることが想像されるが、両数も多く全貌が明らかでない為、 本ページでは文献3にそった解説としている。



諸元
車種 ト形
202〜230
ト形
236〜245・248・
250
ト形
281〜304・307・
308・310・311・
314・315・317・
320・322・327
ト形
551〜560
製造所 ナニワ工機 佐藤工業
製造年 1956年(昭和31年) 1958年(昭和33年)
3598 3698 3598
1646 1580
1270 1212
自重 1.15t 1.00t 1.15t 1.30t
積載量 3.0t



各車詳細
ト203
新製1956年 ナニワ工機
ト205
新製1956年 ナニワ工機
ト207
新製1956年 ナニワ工機
ト208
新製1956年 ナニワ工機
ト209
新製1956年 ナニワ工機
ト215
新製1956年 ナニワ工機
ト216
新製1956年 ナニワ工機
ト218
新製1956年 ナニワ工機
ト220
新製1956年 ナニワ工機
ト225
新製1956年 ナニワ工機
ト239
新製1956年 ナニワ工機
ト240
新製1956年 ナニワ工機
ト248
新製1956年 ナニワ工機
ト284
新製1958年 ナニワ工機
ト286
新製1958年 ナニワ工機
ト293
新製1958年 ナニワ工機
ト297
新製1958年 ナニワ工機
ト299
新製1958年 ナニワ工機
ト308
新製1958年 ナニワ工機
ト311
新製1958年 ナニワ工機



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