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特殊車 旧保線車2(旧々保線車1)(廃車)
写真撮影JS3VXW様
旧保線車2(旧々保線車1) 1988年11月15日 撮影
保線車1として活躍していた時代の姿です。屋根上のステージなど、現在の保線車1・2に通じる装備を有しています。



旧保線車2(旧々保線車1)は、長野県王滝村の木曽森林鉄道、王滝本線滝越−三浦ダム間の関西電力専用線用として登場したモーターカーである。
1975年10月岩崎レール工業製で、2軸固定の走り装置を有し、ガソリンエンジンを動力源とし、チェーンで2軸を駆動する。
翌1976年にもモーターカーが新製されたが、林道の整備などにより、三浦ダムへ向かう専用線は1979年に廃止された。 これにより2両のモーターカーは関西電力子会社である黒部峡谷鉄道に譲渡され、 翌1980年から、それぞれ保線車1・2として活躍を開始した。
その後、1986年に現保線車1が新製され、1976年製のモーターカー保線車2は廃車されると共に、 この1975年製のモーターカーは保線車1から保線車2へと改番され活躍を続けた。 さらに時代は下り1999年、現保線車2が新製され代替廃車となった。
現在は王滝村で森林鉄道車両の復活・保存活動を行う「りんてつ倶楽部」様の手によって里帰りし、 レストアのうえ動態保存されている。
2007年11月に開催された「2007森林鉄道フェスティバル」では、 体験乗車も行われ、元気に走行する姿を見せている。



旧保線車2(旧々保線車1) 2007年11月撮影 長野県王滝村松原スポーツ公園にて
現在は「りんてつ倶楽部」の皆様の手により里帰りし、動態保存されている。 「2007森林鉄道フェスティバル」では元気な姿を見せた。


旧保線車2(旧々保線車1) 2007年11月撮影 松原スポーツ公園にて
チェーンによる駆動部分



旧保線車2(旧々保線車1) 2007年11月撮影 松原スポーツ公園にて
エンジンの排気音も高らかに、公園内に敷設された線路を走行する。



旧保線車2(旧々保線車1) 2007年11月撮影 松原スポーツ公園にて
製造名盤



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