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EDS形電気機関車 EDS13
EDS13 2008年6月撮影 宇奈月にて
宇奈月駅の入換仕業を主な仕事としているため、現在活躍する4両の凸形機の中では目に付く存在である。



EDS形電気機関車EDS13は、凸形車体4軸駆動の半間接制御機で、 1993年7月にED13からの改造によって登場した。
名目上ED13からの改造であるが、 その車体・台車等は、同時期にEDR形へと改造されて不要となったED17の物が利用されており、 姿形はED17そのものであり、感覚的にはED17が種車と感じられる。
主電動機はED(18〜)形およびEDM形と同じ35kw×4基となっており、 ED13と比較すればパワーアップ、ED17と比較すればパワーダウンとなっておいる。 制御方式は半間接制御となっているが、 これはED17が1987年に直接制御から半間接制御へと改造されたものを引き継いでいると思われる。
宇奈月駅構内での入換仕業を主に活躍しているが、定期混合列車を牽引して本線を走行する姿も目にすることができる。 このような使用状況から、現在存在する4両の凸形機のうち際立って目にしやすい機関車である。



EDS13 2007年6月撮影
定期混合列車を牽引して本線を走行する姿も見ることができる。



EDS13 2007年6月撮影
宇奈月駅にて入換仕業に従事することが多い。 本線列車では箱形機の重連となる旅客列車13両編成も、入換では単機で牽引・推進する姿が見られる。



諸元
車種 EDS13
6900
1646
2728
自重 15.19t
主電動機 TCO-H60 35.0kw 4基
駆動方式 釣り掛け式一段減速
ギア比 5.73



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