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ED(15〜17)形 電気機関車 (改造により全車消滅)
EDS13 2008年6月撮影
ED15〜17の解説ページにも関わらずEDS13の写真で申し訳ございません。
このEDS13はED17の車体・台車を流用して登場しており、その姿はED15〜17そのものです。



ED(15〜17)形電気機関車は、1958年4月に登場した凸形車体4軸駆動の直接制御機である。 主電動機出力42kw×4基は黒鉄最強を誇り、全車日立製作所により新製されている。 従来の凸形機同様、運転台両側面にドアがあるが、運転台は宇奈月・欅平構内基準で山側を向いており、実際には谷側のドアからしか出入りが出来ない。 主力機関車として活躍したが、1974年にED15・16がそれぞれEH101・102に改造され姿を消した。
残ったED17は1987年に直接制御から半間接制御への改造を受けている。これは電流値の大きい一部ノッチを電磁接触器に置き換えたものである。 その後1993年5月には、EDR形EDR17に改造され姿を消した。 しかしこの改造は主電動機を流用しただけで車体やその他機器は新造されたものであり、感覚的には全く別の機関車と感じられる。 いっぽう、この改造により残った車体・台車などは1993年7月のED13のEDS13への改造時に流用された。 したがってEDS13の姿はED17そのものと言ってもよい。



諸元
車種 ED15〜17
6900
1646
2728
自重 15.19t
主電動機 HS-102Hrb 42.0kw 4基
駆動方式 釣り掛け式一段減速
ギア比 不明



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