車両研究所−目次へ

BB(1〜)形 蓄電池機関車
BB5 2007年 6月撮影 黒部市 農村公園8号にて
上部線で運用されていた車両であるが、廃車後は市内の公園で展示保存されている。



BB(1〜)形蓄電池機関車は1937年神戸製鋼所製の9t級蓄電池機関車である。
2軸固定の走り装置を有し、主電動機出力24.62kw×2基、蓄電池は2V×108セルで216V-480Ah、 フル充電で約40km走行可能となっている。 ブレーキ装置は手ブレーキのみで空気ブレーキは装備しないが、ブレーキ管の引き通し配管を有している。
車体高さは1980mmと低いが、運転台床は台枠下部に落とし込まれており、見た目よりも内部の高さは確保されている。 車体寸法ならびに蓄電池を取外した重量は、欅平の縦坑エレベーター通過を考慮したサイズとなっている。
既に廃車となったBB3・5は関西電力の私有機で、上部線で運用されていた。 現在は通常の列車牽引に使用されることは無いが、電車線を停電しての保守作業を主に活躍している。



諸元
車種 BB形
4700
車体本体1530
蓄電池部1630
1980
自重 9.0t
主電動機 KEGG 24.62kw 2基
定格牽引力 不明
定格速度 不明
牽引定数 不明



各車詳細
BB1
写真なし 新製1937年
BB2
新製1937年
BB3
新製1937年
廃車?年
BB5
新製1937年
廃車?年



BB5 2007年 6月撮影 黒部市 農村公園8号にて
運転台が台枠に落とし込まれた構造になっているのがわかる。



inserted by FC2 system